ROSAがインターネットの利便性を高めます
インターネットは1990年代中頃から一般的に普及し始めましたが、当時はまだあまり利用者が多くありませんでした。2000年代後半から2010年代にかけて世界中で利用者が増え始め、2020年代に入ると生活の一部として完全に定着します。初期のインターネットは通信を行うためのネットワーク装置が大型で性能も低く、価格は高いという問題がありました。当時は通信を行うためのコストが高かったということも、利用者が少なかった理由の1つです。
2000年代に入ってから次第に一般にもインターネットが普及し始め、より高性能で安い装置が必要とされるようになります。以前のネットワーク装置は送信・受信モジュールが別個に組み込まれていました。しかしこれらの部品を別個に組み込むと装置のサイズが大きくなりコストも高くなってしまいます。そこでこれらの部品を一体化した光トランシーバが登場し、ネットワーク装置に組み込まれるようになります。
光トランシーバに使われる送信モジュールの1つがTOSAであり、対応する受信モジュールがROSAです。TOSAとROSAは一体的に使用することで優れたコストパフォーマンスを発揮します。送信モジュールには他にもCAN型や同軸型、バタフライ型があります。CAN型と同軸型はコストが安いものの性能も低く、バタフライ型は高性能ですがコストも高いというデメリットが存在します。
コストを抑えつつ効率的な情報の送受信が可能になるのがTOSAとROSAです。インターネットの利便性を高めるために多くのネットワーク装置にTOSAとROSAが使われています。
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