検査治具の重要性をご紹介

検査治具は、製品を良いか悪いかを判断するためのゲージや測定器などのことです。寸法用や角度用、形状用から嵌合用などの種類があります。どのような製品をどのような検査するかによって検査治具の形状は変わります。寸法用の検査治具ではノギスやハイトゲージなどにより測定することが困難な場合の測定に用いられることが多いです。

寸法用では治具に入るかどうかで規格に合っているかどうかを判断します。分度器や角度計で測ることが難しい場合には角度用の治具を使用。こちらを用いる場合は治具と製品の下部分を当てることによって角度を判定します。形状用治具は製品を治具に当て、スキマがないかはみ出している部分はないかどうかで判断します。

嵌合用の治具については、ノギス等で測定することが困難な場合に使われます。嵌合治具は真ん中に2本線が入っており製品に治具を挿入することで製品が緩いかきついかを判定します。このように、検査治具を使う場合は固定して使用したり検査する際に圧力がかかるため検査する製品は金属やプラスチック製であることが必要です。反対に検査治具に使われているのは炭素量の多いSUS420J2という鋼種の素材。

耐食性に優れ高い硬度があり、サブゼロ処理を行うことで長い期間治具を使用することができます。また自動測定器とは異なり治具の作成コストを抑えられることもメリットの1つです。1番重要なことは誰が検査しても正確に判断することができるかどうかです。それも簡単に。

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